538万分の1・日産、顧客情報流出?
最大で538万人(!)分の顧客情報流出のおそれ...週刊朝日のすっぱ抜きに端を発した日産の調査結果が先日発表されましたが、ニッポンのワタクシの家にも上記の『週刊誌によるお客さま情報流出報道について(お知らせとお詫び)』が届いてしまいました。
「お知らせ」が先で、「お詫び」が後ってところに、日産広報の妙な“こだわり”が見てとれるのはワタクシだけでしょうか。
「まだ、(情報流出が)確定したワケじゃないもんね。現時点では“可能性”だからね」
と強調したげなタイトルであります。何てったって、538万人分。それを先に報道されちゃった以上、“事実”の部分は認めざるを得ないし、企業として対象顧客に注意を喚起しなくちゃいけない。けれど、538万人というとんでもない数字に関しては責任問題その他諸々の事情から、“今のところ、全員じゃないよ。特定もしてないよ”って断っておきたくもある...。
そうした同社の複雑な胸の内が、先述の『お知らせとお詫び』にも、メインタイトルの『週刊誌によるお客さま情報流出情報について』にも滲み出ています。最終的にたとえわずかな数字であったとしても、顧客情報流出が事実であるならば、『週刊誌による...』というメインタイトルは筋違いだし、直接の被害者からすれば失礼なこと。先のスクープから、調査には約2ヶ月を要しているのですから、本来なら、まず同社を主語にしたお詫びが必要でしょう。ゆえに、
「その瞬間が、日産(車)だね」
という往年の名コピーが、再びワタクシの脳裏をよぎってしまいました。
さて、「顧客情報流出」のお手紙を頂戴したワタクシなんですが、ここ10数年、用途の違いもありまして、常時2台保有しておりました(日本での話)。日産&VW、日産&スズキ、日産&ランチア、日産&日産...と振り返ってみればこだわりもポリシーもマッタクない、間違いだらけの車選びってな感じです。
ワタクシ、特に日産党ではありませんが、なぜか2台のうち1台は日産車という車種構成が続いてきました。そのため、自身ではどの時代の情報が流出した可能性があるのか、検討つかンのです。
同社では「2003年5月-2004年2月時点」の旧データベースの可能性を示唆していますが、実はワタクシ、当該期間に新車は購入していません。
となると、車検? でも、ディーラーから郵送で届く車検や定期点検のお知らせ(ウチでやってください、というセールスレター)は、その時点ですでに手元にない過去のクルマに関しても届くのはけっして珍しくないことです(販売店が情報の削除or更新をサボってるんだろうなぁ)。こうなると、もうワタクシの頭ん中は、
「みなさん、お元気ですかぁ」
状態。個人的にはもはや“マイペンライ”なんですけど、家族はかなり気にかけている模様。そのことを裏付けるかのように、件の「顧客情報流出」のお手紙には、“この先どうするか”ってことがマッタク記されておりません。
> 法令遵守はもとより、今まで以上の情報セキュリティ強化を図り...
そんなことは、あくまで社内の方針。それより何より、情報漏洩の“可能性”があることを知らしめた≒少なくとも不安を抱かせてしまった顧客に対し、
1.アナタの情報はバレバレです、ごめんなさい。
2.アナタの情報は漏れていません。ご安心ください。
を今後明確に伝える(あるいはそれを約束する)ことが大切なのです。でも、それが一切、ナイ。
今回の一件、どこの部署が仕切っているのかわかりませんが、週刊朝日のすっぱ抜き以降の一連の対応は、『広報における危機管理』と言って差し支えないでしょう。
広報力は自社にとってネガティブなニュース&ソースに直面してこそ問われるワケですから、再度、戦略を見直した方がよろしいかと、ローバ心ながら記す次第です。
つづき:お持ち帰り、カー?
