コヨーテガールと幼稚な官吏
タイ文化省がコヨーテガールの規制に乗り出すそうな。newsclipでは、規制の具体例として、『19歳以下の学生の雇用を禁止』し、『各県の警察、行政機関に監視の強化を要請』と伝えています。
事の発端は、東北のロケット祭りで踊る露出度の高いコヨーテガールを、シリキット王妃がテレビでご覧あそばされ、秘書に懸念を伝えたからだとか。
本件タイトルの何が“幼稚”かっていうと、文化省が「王妃の懸念」を発表しているという点です。つまり、王妃のお言葉によって即、動きました、対応しましたってのを後先考えずに公表している点が幼稚だと思うのです。
タイの国民にとっては「さすがは王妃」、一方のコヨーテガールを雇用する水商売の関係筋も「王妃の思し召しなら致し方ない」と納得する。だから、“規制”はスムーズに実行力を伴う。それでオッケー!って思っちゃったんだろうな、きっと。
でもコレ、先進国のリベラル派から見れば、
「タイって立憲君主でしょ。王妃のひと言で文化省が動いちゃうわけ?」
ってなことになる。
実際に王妃のお言葉があったとしても、文化省は「若年層の保護育成のため」とか、「性風俗浄化のため」といったそれらしい理由を付けて、当面は王妃を表に出さなきゃ良かったと思うのですよ。そうでなければ、
「わらわはイヤじゃぁ」
のひと言でタイは規制もできるし、法律も変わっちゃう...ってことになります。(事実、そうなんだろうけど)
クーデター直後のゴタゴタを差し引いても、この辺はいっこうに成長しないというか、やっぱり幼稚としか言いようがないですな、orz。
■出典:newsclip.be・「コヨーテガール」 19歳以下禁止へ
http://www.newsclip.be/news/20061030_007474.html