ロイクラトン(灯籠流し)祭りの異なる視点
11月5日にタイ各地で行われるロイクラトン祭り(=灯籠流し)。あの切ない風景が...と思っていた矢先に目にしたニュース2つ、実に興味深いのでご紹介します。
10月26日付けで先に配信(アップ)したのは、バンコク週報。『ロイクラトン祭りを中止、洪水被害者の心情考慮』というタイトルで、バンコク都庁が『川沿いの住民は精神面・健康面ともに状態が悪化』していることから、一部の地域におけるロイクラトン祭り中止の発表を伝えました。
続いて10月27日付けのnewsclip.beは、もともとバナナの葉で作っていた灯籠が『最近は発砲スチロール製も多く、環境問題』になっていることを指摘。そのうえで、『灯ろうを回収、転売する商売も盛ん』とし、観光客に向けたチャオプラヤー川沿いの『大渋滞』等についてアナウンスしています。
タイにおける邦字紙&フリーペーパーは多々ありますが、その中でも、ワタクシが信頼しているのはこの2紙。どちらの視点にバリューがあるかというのは、あくまでも受け手=読み手の問題ですから、ワタクシはノータッチです。
それより、ワタクシがシビれたのは、例年行われるルーティンのネタに対して、実は狭ーい日本人社会に向けたニュースでありながら、きちんとそれぞれの視点で切り取っていること。コレ、記者クラブにどっぷりつかった日本の報道各社にも少々見習ってほしいもんです。
ワタクシの経験からすると、日本なら“ロイクラトン=例年の祭り”という先入観で、いわゆるヒマネタの扱い、気にするとしたらカメラの場所取りくらい...になっているだろうと思うからです。
■出典:バンコク週報WEB版・ロイクラトン祭りを中止、洪水被害者の心情考慮
http://www.bangkokshuho.com/news.asp?articleid=538
■出典:newsclip.be・11月5日、タイの灯ろう流し
http://www.newsclip.be/news/20061027_007422.html